台風10号と着物リメイク
台風10号、すごかったですね〜！
中心からはだいぶ離れていたし、そんなに心配することもないだろうと思い、2階で寝ていましたが、１時半頃にはゴ〜っという風の音と、屋根（多分）がバコンバコン、メキッメキッというような音をたて、同時に震度２ぐらいの揺れ（地震ではなく強風で）も時々あり、恐怖で目が覚め、その後も朝方までウトウトはしましたが、怖くてよく寝られませんでした。そんな中、ふとベッドの下を見るとうちのキジトラのタイガー君が、なんとヘソ天、完全無防備でスヤスヤとお休みになっておりました。寝る前に強風が吹くようになってすぐには、しばらくは驚いて目がまん丸、怯えた感じで家の中を走り回っていましたが、その後大丈夫と思ったんでしょうね。私も自分の生活にそんなに安心して過ごしてみた〜い！
さて、今日は私の趣味であり、もう一つの特技でもあるソーイングをご紹介したいと思いました。
若い時から物作りが好きで、何でもハマるとかなりハマる方で、しばらくはやりまくるタイプです。学生時代は編み物、それから洋裁が好きになり、ハンドメイドの服を作って時々売ったり、日本で自分のサイズが見つけられない外人のお友達にハンドメイドしてあげたりしていました。その後、数十年は簡単な裾上げとか直しとかはしましたが、いちから服を作るということは忘れていました。特に50歳を過ぎてからは患難続きで、、ガンで子宮全摘したらその年の冬から両手の指がバネ指のような状態になり、寝ても覚めても指が痛くて何もできず、ドアの開け閉め、服の脱ぎ着も大変で、裁ち鋏など持つどころではなく、英語の先生リタイヤしてソーイングしたいと思っていた夢が消え、もう口しか機能するところがなく、一生英語の先生しかできないのかな〜と、何もままならない自分にうつ状態でした。英語も教えている時は生徒に帰って欲しくないと思うくらい好きなのですが、一人の時は何かクリエイティブなこともしたいのが私なんです。
それが、整形外科の先生の言った「お風呂でよく揉みなさい」を思い出してはやってるうちに気がついたら２年目ぐらいに右手だけ、まだ少し違和感はあるものの、ほぼ回復。（先生のことをヤブ医者かも？と疑っていましたが、効きました！先生、ごめんなさい！）「これはもうやるしかない！」と思い即ソーイングを始めたものの、さすがに数十年のブランクを取り戻すのに１年ほどかかりました。最初は母の古い道具やミシンと格闘。腕が悪いのか道具が悪いのか、、、洋裁が好きだった母が山のように残した着物や反物があり、処分も考えましたが物に執着のあった母の物だから、引き継ぐことに。それから着物リメイクが始まりました〜。ここまで、長くなって、スミマセン。
はじめはいいものができたりできなかったり。ロックミシンの糸を替えるのにもハーハー、なかなか納得のいくものができなかったり、、それはまあ、今もありますが。
大分慣れて、初めて留袖のコートを作った時に「私、持ってるかも？！」と思ったんです。周りの人たちに写真を見せると、あまりにも意外だったのか「・・・」という反応だったんですけど、自分的には火がついて、ヤフオクに出品しています。去年は売れ行き順調だったので、気を良くして着物を沢山仕入れたりミシンを新調したりしたのですが、コロナですよね〜。大問題です。みなさんお出かけしなくなったからお出かけ用の着物の服はあまり売れなくなり、多分コロナがあったからではと推測していますが、最近着物リメイク人口がすごく増え、プロのライバルが一斉に出現したように思います。テレビや雑誌でも何回も紹介されてるし。またも私のプランは崩れました。
６月に入って緊急事態宣言が解除になり、徐々に売れるようにはなっていますが、今はボチボチやってます。今年の夏は浴衣のリメイクにハマりました。母のタンスに眠っていた阿波しじら織の反物を発見して、しじら織が徳島県指定の無形文化財であることを知り、その素晴らしさ、心地よさを全国の方に知っていただきたくて、またまた沢山仕入れてしまいました。そうしている内に夏も終わり、また在庫の山。ソーイングって、時間かかるんですよね〜、制作に。「もうこれから１年は仕入れはしない！」と思うのですが、、、それにお友達や知り合いの方から整理品をいただくことも増えて、これからは真剣に在庫を減らすべく製作に励まねば！
